牛ヒレを一本丸ごと買った話。
デカいヒレ肉
皆さんこんにちは。破門丸です。
Facebookのとある業者さんから安くてデカい牛ヒレ肉を買うチャンスが与えられ、手を挙げたところそのチャンスを得てしまいました。
日頃デカい肉をやりたいと考えていたし、牛ヒレ肉をやりたいとも考えていたので、なんと両方同時にやってやる機会が訪れたということです。
そのため、デカいヒレ肉をやってやった話です。
解体
ヒレ肉というのは、赤身部位の旨味を持ちながら、運動をほとんどしない筋肉であるため、とても柔らかで肉の王様と呼ばれることもある部位です。
一方で、空気に触れた後の変色が早く解体され終わった後の状態で出荷されることはほぼありません。周りにある別部位や、脂肪、スジ、などに包まれた状態でやってきます。
そこで精肉を消費者に届ける業者が間に入り、消費者がそのまま使える形に解体をするわけです。
デカい肉の真ん中に通る、一本の筋肉が我々が知るところのヒレ肉、となるわけです。
まずは…ステーキやな!!
ヒレ肉の中でも真ん中辺りは、シャトーブリアンと呼ばれ珍重されています。
まぁ、今回は丸々一本あるのでデパ地下などで見る生ぬるい厚みを取るような無粋な真似はしません。ただ、厚みが径を超えるのもまた無粋です。
火入れの機材がフライパンであるため、そこを考慮した可能な限りの厚みを取るようにします。
牛カツってありますよね。
一時期流行りましたね。
我々はあれをヒレ肉でやったということです。
一発で綺麗に揚げることができず、2度揚げしてしまったので次は綺麗にやってやるという気持ちでいっぱいになった。
でね、タタキもやったんよ。
正直かなり気を使いましたよマジで。解体とか機材のあらゆる部分をアルコール消毒し、素手で扱う必要がある場合は必ずしっかり手を洗う等したんですよ。
だから、許して!
総括
デカいヒレ肉は適切に処理をすれば、かなり幸せが訪れることになります。
普段、精肉店のカットする大きさというものに我々は縛られています。オーダーカットという制度を設けているところもありますが、そういう場合はグラム当たりの金額が地獄めいてきます。デカい状態で買うと、美味いものがそこそこ安く、満足いく量での体験をすることができ、デカい=正義であると分かってしまいましたね。
またこういった肉が手に入るかは分からないのですが、これはもう一度やっておきたいと強く思わせる体験でした。
実は上記の3種以外に、端材として出てくるスジの部分を、煮込んでシチューにしました。前段階の煮込みではしっかり柔らかくなり、トロッとした状態になって期待ができたんですが、最終的に焦がしてしまったため写真はなしです。
この煮込みに関しては、ちょっとスジ肉だけ買ってきてリベンジしたいなと思っています。
皆さんも、デカい肉を買うチャンスがあったら、立つステーキ、というものを経験してみて下さい。恐らくそれは、美味しく楽しいと思います。
以上です。