夏旅まとめエントリー
5年ぶりの更新です。
皆さんご無沙汰しております。破門丸です。
今回は自分の気持ちや記憶がフレッシュなうちに、今回の夏フランス旅で感じた「知見」についてまとめて置こうと思い筆を取った次第です。
まとまってないですけど、まとめです。よろしくお願いいたします。
長期休暇が急に来たので
職場で突然夏季休暇の発表があり、8/1~8/18という長期間になってしまいました。
どうせ飛び石になるだろうと特に予定も立てずにいた私は、休みに家にいるときっと頭が狂ってしまうと考え、かねてより行きたかったルーヴル美術館に行こうと思い立ち急遽パリ行きの航空券を取りました。
あと、帰りを羽田にすることでコミックマーケット96にも行くことにしましたが、今回はそっちについては書きません。
行程としては以下のようになります。
8/1関空発→同日シャルルドゴール着→8/5までパリ観光→8/6パリ発→同日モン=サン=ミシェル着→8/7モン=サン=ミシェル発→同日シャルルドゴール発→翌8/8羽田着(→以降コミケスケジュール)
フランス・パリ編
パリ市街の簡単な脳内認識
パリ市街について私の認識とメジャーな観光地を簡単に記載しました。
画像をご覧ください。
パリ市街の区域について覚えておくことは3点です。
- 環状道路の外側は治安が悪い。
- 川の南側は比較的治安が悪い。
- 市街地北東はいわゆるエロコンテンツ街なので治安が悪い。
パリで現金を使うシーンはほとんどない
2万円ほどユーロに変換して持っていきましたが、実際はほとんど使用しませんでした。カードが使えるシーンが殆どで、現金を要求されるパターンは、朝市などカードの決済システムを使ってないところや、カードの決済機が壊れた場合のみでした。
地下鉄やバスの切符についても、カードで買えてしまうので、小銭がどんどんできていく現金支払いは基本的に最終手段と見る方が良いです。
後、基本的にチップは不要ですが、レストランで良いサービスを受けた時に現金を使うのは良いかもしれません。
空港からパリ市街へ行くルートと帰るとき
私の場合はルーブル美術館近くのホテルでしたので、オペラ座を終点としている「ロワシーバス」というシャトルバスを使用しました。
幸いにもロワシーバスは、空港に帰るときも、来た時に降りたところから乗れるため、迷うことはありませんでした。
1点気を付けるところがあるとすると、タクシーやバスの運転手さんにどのターミナルに行くのか聞かれるのですが、シャルルドゴールの場合、日本からの到着、日本への出発はいずれも「2E」になります。
地下鉄は危険か、使いやすいのか
地下鉄は全く危険とは思いませんでした。人の多い時間帯でしか使ってないからそう思っただけかもしれませんが…
スリ等関しては、地下鉄に限らずいつでもそうしていなければならないため、特別に危ないという感覚はなかったです。
基本的にどこに行くにも1.9ユーロですし、回数券、乗り放題券などもあり、市街の移動には非常に便利だと感じました。路線の案内等も分かりやすく書かれているため、割とお勧めかな、と思いました。
ただ、チケットを通す改札で、前の人が通り抜ける前にチケットを入れてしまうと、ゲート(こういうやつ)が開かなくなる不具合があるので、そこだけ気を付けてください。
※ちなみに私は、前の人が「早すぎるからだよー、もう良いから通れば?」という感じのことを言われ、無理矢理ゲートを通る羽目になりました。
4G回線のSIMカードはFreeを買え
SIMフリーのスマートフォンを持っているのでしたら、現地でFree社のSIMを買うことをお勧めします。なぜなら4000円で100G使えるからです。テザリングしたとしてもかなり余裕で、ほぼ無制限の通信容量が得られます。
問題点としては、空港で買えず市街に出てからFreeのショップを探す必要があること、宿泊先の住所と郵便番号が必要になるので、購入の手順が比較的煩雑です。
一方で最大手のOrange Holiday社は通信容量は少ないが、電波が強く空港についてすぐ買えるという利点があるので、個人にあったSIMを選べばよいと思います。
パリ・ミュージアム・パスの落とし穴
パリにある50以上の施設に入ることが出来るパリ・ミュージアム・パス。
私はこのパスを買って観光していましたが、正直購入はお勧めしません。
まず、フリーパスと記載されていたため、勘違いしていたのですが、1施設につき1回だけ入ることが出来るパスとなっているため、何度も同じ施設に入ることは出来ないものとなっています。数日かけてルーヴルを楽しもうと思っていたので、しまったと思いました。
また、行きたい施設が特別展示をやっている場合はパスを使うことが出来ない、という点が結構大きく、限られた時間で観光している者にとって「その場に行ったのに使えなかった」というのはかなりガックリ来るものがあります。もちろんその場でチケットを買えば入れるのですが、2重払いになってしまうので気乗りしません。
さらに、施設によっては無料開放日でそもそもチケットが必要ない、という場合もあり、最早個々にチケットを買うより安くつく、という状態となる方が難しい状態です。
そのため、このパスを持っている最大の利点が「チケット列に並ぶ必要がなくなる」という点になりますが、大概の施設は事前にチケットをオンラインで買えば済む上、セキュリティチェックで結局凄い行列に並ぶことになるので、それもあまり利点を感じない状態でした…
以上より、パリ・ミュージアム・パスは使いこなしがかなり難しく、お勧めできません。というか買うな。
ルーブル美術館は事前予約が必須
現在、事前予約は義務化されてはいませんが、来館者が多すぎる場合現地でのチケット販売が中止されるため、ルーヴルを目の前にしていながら入館できずに帰る人が続出しており、実質的に必須の状態となっていました。
ルーブル美術館ホームページに行くと、オンラインでのチケット購入及び、来館時間帯の予約をすることが出来ます。私が行った時期にちょうど必須となったようで、パリ・ミュージアム・パスのIDと紐づけて予約することが出来るため何とかなりましたが、その情報を知らずに来館していれば、入れないまま終わっていたかもしれません。
これは本気で危なかった。
今後、事前予約の義務化も考えられるので、訪れる場合は公式の情報を確認して下さい。
英語
めっちゃ通じます、問題ありません。嫌な顔をされることも、(私の感覚では)ありませんでした。
ただ、フランス語を使うとすっごく良い笑顔を見せてくれる人がいるのも確かでした。挨拶やありがとうぐらいはフランス語で言うと良いかもしれません。
スリ、詐欺は多い
観光地にいる1人行動の日本人、だったためか非常に良く会いました。
一番多かったのは、アンケートを装ってツーマンセルで動く女性たちです。
詐欺では、ミサンガを無理やり巻き付けて金銭を要求したり、土産物を売りつけてくる黒人です。
絶対に全て無視しましょう。罵声を浴びせられても無視。少しでも相手にするとしつこく食い下がられ、腕、服、カバンを掴まれるまであります。
私が気を特に張っていたのは、有名な観光施設周辺と、何かに乗るとき、何かから降りるとき、です。
気候とエアコン
猛暑と言われていましたが、日本に比べるととても快適でした。
しかも驚くべきことに、パリの建物にはエアコンが殆どなく、事実宿泊したホテルは見事にエアコンなしでした。
暑いといっても直射日光に当たっているときにそうなるくらいで、日陰に入るとすぐ涼しくなり湿度も低いため、汗が全然出てきません。 夜に至っては肌寒いぐらいなので、就寝時は風邪をひかないように注意してました。
食事事情
外食はとても高いです、普通に3000円超が飛んでいきます、ビストロ、ブラッスリー、と言われる所謂気楽なところでそれなので、ちゃんとしたレストランは言わずもがなです。ちなみに、朝ごはんをカフェでやっていくと、クロワッサン一つ、コーヒー1杯、オレンジジュース1杯で、9ユーロでした。辛い。
レストランに行くのであれば、事前に調べておいた行きたいところのみを、予約していくことをお勧めします。私は、下記の熟成肉のレストランBidocheに予約なしで直接向かいましたが、ヴァカンスでお休みでした。
出費を抑えるためのお勧めとしては、
- パン屋でサンドイッチを買う(オススメ)
- スーパーで出来合いを買う
- デパート等のフードコートで食べる
- ベトナム料理店でフォーを食べる
といった選択肢になります。
幸いなことに、パリのパン屋で買えるパンはめちゃくそ美味いので、サンドイッチはかなりおすすめの選択肢となります。後、元フランス領だったベトナムの料理店も、美味しくてそこそこリーズナブルです。
お酒を楽しもう
ワインはとても美味しかったです。なので、ワインを試すのはオススメです。外食の席にいるのであれば、お店の人にお願いしてしまっても良いと思います。
私はワインショップにも行ってみたかったので、ホテルの近くにあったところでワインを買い、ギャラリーラファイエットで買ったおつまみと共にやってみる、ということをしました。以下のリンクは、私が行ったワインショップです。店員さんが親切で助かりました。
ワインだけしかないかというとそうでもなく、フランスの有名なビール「クローネンブルク 1664 ブラン」というビールが美味しいです。カフェでも飲めますし、スーパーにも500ml缶が売ってあります。他に良く見かける銘柄は、ハイネケン、レフブロンド、レフブラウンといったところでした。
大きなパイントでビールを頼み、テラス席でおしゃべりを楽しんでいるグループをよく見かけました。日本ほど冷えたものが出てくるわけではないですが、暑い日の飲み物としてやはり人気なようです。
街の景観について
建造物はめちゃくちゃ素晴らしいです。観てて飽きません、大きく綺麗で本当にアパートなの?と思わせるようなものしかありません。また、唐突に表れる劇場や教会は、それらを簡単に凌駕するため、道を曲がって見えてきた何かデカいのに何度も驚かされます。
一方で、これも驚くべきことですが、喫煙マナーは圧倒的に日本の方が良いせいで、花の都というか吸い殻の都かと思わせるほど道路は吸い殻だらけです。
屋外であれば、場所を問わず喫煙をしている人がおり、吸い殻もその場に捨てるという状態です。
犬の糞が落ちまくっている、ということは現在はないようでしたが、代わりに警官が騎乗している馬の糞を時々見かけました。
なので、道路の汚さはあまり気にしないようにしましょう。
フランス・モン=サン=ミシェル編
レイルヨーロッパを使ってTGVとバスの予約をした
パリからモンサンミシェルは、モンパルナス駅よりTGVに乗ってレンヌ駅へ行き、そこからバスで向かうルートが一番ポピュラーなルートになります。TGVとバスの予約はレイルヨーロッパというサイトから行いました。
レイルヨーロッパからは印刷用のPDFを送ってきますが、それに書かれている予約番号を駅の発券機に入力することでチケットが発券されました。
TGVは超快適でした。シートは広々ふかふかでコンセントで電源も取れるし、
気を付けるべき点は、レンヌのバスターミナルが少し見付け辛いのと、モンサンミシェルからの帰りのバス乗り場は、着いたときに降りたバス停と同じところ、という点です。
まぁ、そのあたり面倒臭いなら行きも帰りも管理されたバスで行き来できる、ツアーに参加するのが楽です。
モン=サン=ミシェルのオムレツについて
まぁ、正直なところ皆さんが気になっているのは、周囲にあるレストランが提供しているモン=サン=ミシェル名物のオムレツのことだと思います。オムレツを提供するレストランにはテラスで美しい風景を観ながら、オムレツを食べることが出来るところもあります。
が
最初の1回以外は、基本的には食べなくて良いです。大して美味しくない上、クッソ高いからです。
皆が口を揃えて言うことは何も間違っていなかった。なので、体験しておこうという気持ちなら単品で注文し傷口を小さくするべきです。
お腹を満たすだけならば、サンドイッチ屋さんで激ウマバゲットサンドイッチを買って食べるのが賢明です。実際そうしている人がそこかしこで見受けられます。
モン=サン=ミシェルがあるのはノルマンディ地方
ノルマンディ地方は冷涼な土地なので、酪農とリンゴの栽培が盛んです。乳製品とリンゴを使った製品に定評があります。我々にもおなじみカマンベール・ド・ノルマンディや、リンゴを使ったサイダー(お酒)、タルト・タタンなどはその土地の美味しいものが使われており、オムレツよりずっと価値のある体験があります。
もう一つ名産として有名なのが、牡蠣です。これは完全に優勝できます。
モン=サン=ミシェルの良さ
見どころの1つ目は内部の見学で観られる中庭です。
ハートキャッチプリキュアの劇場版でもチラッと出てくるところですね。プリキュアを知らなくとも、綺麗なところなのでここは必見かと思います。
もう一つは外から観た風景です。実は島内の居住区は大変混雑していて、観光どころではありません。一方で外からの風景は、景色と相まってかなり良い感じです。
iPhoneのカメラだったので、それほど綺麗な風景が撮れているわけではないのですが、実際目にしていると俺はこれを観に来たんだなという気持ちになりました。
いかがでしたか?
一度書いてみたかった。
まとめは以上です。